@article{oai:twcu.repo.nii.ac.jp:00026498, author = {HIGUCHI, Arisa}, journal = {東京女子大学言語文化研究}, month = {Dec}, note = {本論文の目的は洋楽が付随的語彙学習に有効かどうかを調べることである。付随的学習には様々な方法があることが先行研究(Nation, 2013)でも明らかになっているが、本論文ではリスニングの教材が他の方法における教材より少ないことに着目し、研究を進めた。そこで英語の授業でもよく使われている、洋楽の歌詞と、New General Service List (NGSL)、New Academic Word List (NAWL)との一致率を調べた。 まず洋楽を聴く頻度や普段聞いているジャンルを問うアンケートの結果やウェブサイトのランキングを参考に、日本人に人気のポップス121曲を調査の対象とし、その歌詞をCompleat Lexical Tutor で分析した。その結果、一致率は96.71%だった。リーディングやリスニングにおいて、ある文章を理解しようとする際、95%の語彙があればその文章を十分に理解できるということが知られている(Laufer & Ravenhorst-Kalovsk, 2010; Nation, 2013)。つまり今回の結果から、NGSL とNAWL に載っている単語を学習すれば、洋楽の歌詞は十分に理解できるということが分かる。この分析から外れた単語はオフワードリストとして提示されているが、それをBritish National Corpus (BNC)と比較したところ、その6割が、BNC において頻度の高い部類に入る単語であった。従って、このオフワードリストを勉強することで、洋楽だけでなく本やテレビ番組など、他のメディアの理解にも役立つと言えるだろう。 また、アンケートの結果から被験者の多くが洋楽を好み、頻繁に聞いていると分かった。これらのことから、洋楽は学習者の英語学習に対するモチベーションを高めるという意味でも、付随的な語彙学習に適した教材だと推察できる。その学習をさらに強化するために、学習者にはNGSL、NAWL とともにこのオフワードリストの学習を推奨する。}, pages = {1--22}, title = {Second Language Vocabulary Learning: Whether Western Music is Effective for Incidental Vocabulary Learning}, volume = {27}, year = {2018} }